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第51回スーパーボウル (Super Bowl LI) - 勝負を決めた3つのプレー

第51回スーパーボウルは、オーバータイムの末、New England PatriotsがAtlanta Falconsに34-28で勝利しました。

 

第3Q 残り8分36秒で最大25点差があった試合の中で、一度も諦めることなく最後には逆転したペイトリオッツの姿勢は感嘆するばかりです。まさにチャンピオンに相応しいチームだと思います。

また、敗れたファルコンズも、周到な準備とともに初優勝を目指す気迫を全面に出しながらよく戦っていたと思います。

 

ハーフタイムショーのレディ・ガガのパフォーマンスも含めて、今回は史上最高のスーパーボウルだったと言ってもいいのではないでしょうか。

 

また今回の試合を通して、アメリカンフットボールが勢い、モメンタムのゲームであることをあらためて痛感しました。このうち、特に勝負の分かれ目になったプレーを3つ、独断でピックアップしてみたいと思います。

 

1. 第2Q 残り2分36秒 Robert Alford 82ヤード インターセプトリターンTD

14点差を追いかけるブレイディが、敵陣に入ったところで投じたパスをインターセプトされ、TDでさらに点差を広げられてしまいます。ブレイディにとって初のポストシーズンでのインターセプトリターンTDになります。

このプレーの動画をあらためて見てみると、左手前の#23 アルフォードが最初から短いパスを狙っているのがよく分かります。ファルコンズのディフェンスがスーパーボウルに向けて周到に準備してきたのがよく現れています。ブレイディが肩を落として座り込んだ様子が印象的でした。 

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2. 4Q 残り8分31秒 Dont'a Hightower ファンブルフォース

第4Qに入り、ペイトリオッツがFGで得点するもまだ16点差がついている場面で、ペイトリオッツ ディフェンスがQBサックでのファンブルフォースにより敵陣でボールを奪います。

それまで勢いに乗り切れなかったペイトリオッツでしたが、このプレーによりファルコンズオフェンスを食い止め、同点に追いつく時間を十分に残したまま攻撃に移ることができました。 ペイトリオッツ全体が息を吹き返したとても重要なプレーだったと思います。

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3. 第4Q 残り2分28秒 Julian Edelmn 奇跡の"Shoe Catch"

最後は、同点へのドライブの中で見せたエデルマンの奇跡的なキャッチです。

ボールは直前に一度ディフェンスに弾かれ、あわやインターセプトかと思われますが、最後までボールを追い続けたエデルマンが、相手の足にボールが挟まる幸運にも助けられて地面までわずか数センチのところでボールをキャッチします。これにより、ペイトリオッツは大きく前進し、同点につなげます。

第42回スーパーボウルでNew York Giantsが見せた有名な"The Helmat Catch"を彷彿とさせるものであり、この時点で試合のモメンタムが完全にペイトリオッツに移ったことを強く感じさせたプレーでした(足にボールが挟まったのが第2QにインターセプトリターンTDした#23 アルフォードだったのも象徴的です)。

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特に2つ目・3つ目のプレーは、ペイトリオッツ全体の勝利にかける執念を感じさせるものであり、こうした気持ちがスーパーボウル5度目の制覇という偉業に繋がったのだと思います。また、トム・ブレイディも今回のスーパーボウル勝利により、名実ともにNFL史上最高のQBになったと言えるでしょう。

 

素晴らしいスーパーボウルの試合を見ることができて、本当に感激しています。

Congratulations to "Super Bowl Champion" New England Patriots!!